足を踏み入れると安心できてほっとするそんなスモールラグジュアリーを育てたい
“千年の別荘地”として歴史を重ねてきた京都・嵐山の大自然と文化に調和しながら、2020年8月1日、「MUNI KYOTO」が開業した。「唯一無二の景色」をコンセプトにした21室のスモールラグジュアリーホテルの総支配人を務めるのは、帝国ホテルで25年間、ホテリエとして経験を積んできた石川眞大氏。ラグジュアリーなホテルや旅館がマーケットにひしめく京都というオーセンティックな土地で、選ばれるデスティネーションホテルとなるためにMUMI KYOTOはどのような雰囲気を館内に生み出そうとしているのだろうか。小誌の村上実が、日本におけるラグジュアリーホテルの実像に迫るべく京都の地に石川氏を訪ねた。
MUNI KYOTO 総支配人
石川 眞大氏
1992年 (株)帝国ホテル入社。宿泊部門、情報システム部門や営業部門で経験を重ねた後、営業部販売企画課支配人を経て、2017年サイプレスリゾート久米島の総支 配人に就任。その後、ホテルシギラ ミラージュの開業に携わる。2019年「MUNI KYOTO」総支配人に就任。現在に至る。