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2020年9月25日号 グローバルSAKE マーケットの創造者たち 連載第2幕 第13回

GIによって日本酒が売れるわけではなく播磨の認知につながる活動が最優先課題

【月刊HOTERES 2020年09月号】
2020年09月24日(木)
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日本酒造組合中央会認証「日本酒スタイリスト」として精力的に活動を続けるタレントの島田律子氏が、日本の伝統文化、日本酒の魅力を深く伝える連載の第2幕。「世界へ打って出る日本酒」に主眼を置き、輸出に力を入れる酒蔵、インバウンド対策が得意な酒蔵、ソムリエから見た日本酒の可能性などについて積極的に取り上げていく。「グローバルSAKEマーケットの創造者たち」と題したシリーズ、今回は兵庫・姫路市の造り酒屋、田中酒造場の田中康博氏にご登場いただいた。「温故創新」の酒造りを続ける田中氏は、今の技術を使った高精白の酒を造りながら、江戸時代から伝わる石掛け式天秤搾りによる生酛も造り独自の存在感を打ち出す。2020年3月、兵庫県の播磨地区の日本酒が地域ブランド「はりま」として国から保護される地理的表示「GI」の認証を受けたが、田中氏はその立役者でもある。海外に向けて地域としての「はりま」の魅力を伝えながら、日本酒の物語を広めようとしている田中氏にその思いを聞く第2回をお届けする。

スマイル ブリュー カンパニー 代表/日本酒スタイリスト​
島田 律子(しまだ・りつこ)

日本航空(JAL)国際線CAとして 5年半勤務後、タレント活動を始める。2000年「利酒師」(SSI)取得後、2001年 日本酒造組合中央会より「日本酒スタイリスト」に任命される。TVや雑誌への出演、コラムの執筆など、メディアでの活動を多数こなす。また近年、訪日外国人に向けた日本酒の会の主催にも力を入れるなど、国内外に向け日本酒の魅力を広く発信する。
HP:http://www.smile-brew.com/

田中酒造場 六代目当主
田中康博氏(たなか・やすひろ)

1952 年兵庫県姫路市広畑に生まれる。東京農業大学醸造学科卒業後、他社で修行。その後田中酒造場に戻り、六代目当主に就任する。2018 年度フランス・パリで開催された日本酒コンクール「KURA MASTER」で「純米大吟醸白鷺の城戦国のアルカディア〜黒田官兵衛〜」が純米大吟醸&純米吟醸部門でプラチナ賞、上位5銘柄に選ばれる。主に「白鷺の城」「亀の甲」「名刀正宗」などの銘柄で日本酒を展開している。公益社団法人姫路青年会議所理事長、兵庫県酒造組合連合会理事、姫路酒造組合理事長などを務める。

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