世界のバー業界関係者が活躍する個人を投票
英国の飲料専門誌『Drinks International』が選ぶ今年の「BAR WORLD 100 – The industry’s most influential figures」(バー業界で最も影響力のある100人)が発表され、SG Group(日本・中国など)ファウンダーの後閑信吾氏が8位、High Five(東京・銀座)のオーナーバーテンダーで(一社)日本バーテンダー協会専務理事の上野秀嗣氏が14位に選ばれた。
このランキングは、同誌が世界のジャーナリストやコンサルタント、イベントオーガナイザーや酒類ブランドの代表者といったバー業界関係者に投票を依頼し、投票者は影響力があると思う10人をリストするというもの。10人のうち、投票者の自国からの選出は5人に限られ、残りは海外のバー関係者から選ぶ。今年は新型コロナウイルス感染症拡大の前後で社会環境が一変したことを考慮し、7月13日から14日にかけて再投票が行なわれた。
後閑氏は「バカルディ・レガシー・カクテルコンペティション2012」世界大会優勝、バー業界のアカデミー賞とも言われる“Tales of The Cocktail”の「International Bartender of the Year 2017」など数多くの受賞に加え、上海や東京での継続的な出店と国内外での活動が引き続き評価された。今年はコロナ禍により米国・ニューヨークへの出店が延期されたが、東京・渋谷の旗艦店「The SG Club」では「SG Airways」と銘打ち、カクテルと料理で世界を旅するコースが好評を博している。
14位の上野氏は、シェーキングや氷の扱い方をはじめとした日本のバーテンダー技術に関するワークショップ、啓蒙活動が評価された。このほか、選外ではあったが大都市、地方問わず複数の日本人バーテンダーがノミネートされたことが分かっている。
世界のバー業界でいま最も世界の注目を集めるのがモニカ・バーグ氏だ
1位はノルウェー出身のバーテンダーで「International Bartender of the Year 2019」にも選出されたモニカ・バーグ氏。バーテンダーの技術やバー経営に関する教育プラットフォームの開発や、ボトル入り飲料のコレクションをリリース。with コロナの時代に向けたニューノーマルを示す活動を推進している。
Drinks Internationalの詳細ページURL=https://drinksint.com/news/fullstory.php/aid/9076/Berg_tops_2020_Bar_World_100.html