新たなスタイルのカクテル体験とバーテンダー支援に繋がるバービジット
「東京カクテル7デイズ」参加店舗のカクテルの一部。The SG Club(東京・渋谷)の 「リコッタミルクパンチ」
バーとカクテルファン向けのウェブサイトを運営する㈱セロリ(東京都渋谷区、辻美奈子社長)は、今年で4回目となるカクテルの祭典「TOKYO COCKTAIL 7 DAYS 2020」(東京カクテル7デイズ 2020)を、オンラインを中心にした新スタイルで10月1日から31日まで開催すると発表した。
東京カクテル7デイズとは、バーテンダー向けサイト 「Drink Planet」が2017年に始めたカクテルイベントで、カクテルパスポートを購入した参加者が開催期間中に、イベントに参加しているバーやレストランバーを訪れて各店のスペシャルカクテルを特価で味わえるというもの。また、プロフェッショナルによるセミナーも開催され、海外でもロンドンやシンガポール、ニューヨークなどで「カクテルウィーク」として催されている。
例年は春に開催されていたが、今年は新型コロナウィルス感染症の影響で開催を見合わせていた。参加店舗の過密を避けるため、10月の1カ月にわたる開催を決めた今年は、スペシャリストによるカクテルセミナーをオンラインで開催。過去最多の国内外13ブランドによる約30のセミナーが行なわれ、これらを 無料で受講できる。テイスティングアイテム付きのリアルカクテル体験ができるものや、海外蒸留所など現地からのライブ配信などで体験し、学べる内容が揃う。
Bar Triad(恵比寿) の「ワ ティキ」
消費者は、スペシャルカクテル1杯無料のクーポン付きで前売り1650円、当日2200円(税込)のカクテルパスポートを公式サイトから購入して参加する。参加者には参加店舗の情報が掲載されたブック型のカクテルパスポートが送付され、オンラインセミナーへの申し込みができる。開催期間中はカクテルパスポート持参で、参加店それぞれのオリジナルカクテルを1杯1000円(税・サ別)で注文できる。今年のカクテルテーマは「SHAKE UP TOKYO」で、都内72軒のバーが参加している。政府から営業自粛要請があった場合、カクテルパスポート代の払い戻しは不可となっているが、クーポン券は参加者からの支援として店舗に寄付させることになる。
開催さえも危ぶまれた東京カクテル7デイズ。「バー&カクテル カルチャーの火を消さないために」という思いから生まれた運営方法、with コロナの新スタイルにも合わせて注目したい。
「東京カクテル7デイズ 2020」公式サイトURL= https://cocktailbar.jp/7days/