新型コロナウィルスの影響でホスピタリティー業界全体の需要が大きく減退する中、ホテルやレストランが個々に努力をしていれば良いという時代ではないということを認識すべきだろう。
昨年までは主要都市を中心に新規供給の勢いが激しくも、日本人とインバウンド合わせたしっかりとした需要があったため、ホテル・レストランにおいても個々の努力が業績としての差として表れていた。ところが、今回の新型コロナウィルスの影響でレジャーインバウンドは消滅し、また、日本人需要も大きく減退。その中で多くのプレーヤーが生き残りをかけて競い合うという状況となっている。そのような状況下では、これまでのように個別のホテル・レストランの努力が十分に業績の差となって表れることは非常に稀だ。
2020年9月11日号 FROM THE PUBLISHER
FROM THE PUBLISHER 太田 進 “点”から“面”
【月刊HOTERES 2020年09月号】
2020年09月09日(水)