自社と外食産業、二つの生き残りと向きあったコロナ禍
海外からの渡航人数が減少し、外出自粛、緊急事態宣言、そして緊急事態宣言解除後と未曾有の事態が目まぐるしく押し寄せた 2020年前半を外食産業界、そして老舗企業はどう対応してきたのか?今回は(株)人形町今半代表取締役社長であり、前日本フードサービス協会(以下、JF)会長の髙岡慎一郎氏にお話を伺った。
Profile
髙岡 慎一郎 氏
(Shinichiro Takaoka)
「人形町今半」先代、髙岡陞の長男として東京に誕生。玉川大学文学部卒業後、コンピューター関係の営業を経て、1986年「(株)人形町今半」入社。当初から社内における研修制度の大切さに気が付き新入社員研修など各種研修制度を立ち上げる。魚河岸の仕入れ、ケータリング営業、飲食店舗の店長を経て、2001年 6月代表取締役就任。就任直後 BSEの苦境を経て、社員を大切にする経営に目覚め、経営理念のお客さま第一主義と共に社員第一主義を推進する経営を継続。海外戦略は、海外出店ではなく、海外から日本へお客さまを呼ぶことが重要だと認識し、香港、バンコク等、海外のイベントに力を入れる。15年イタリアミラノで実施された万国博覧会では、人形町今半のすき焼き弁当が提供されイタリア人のみならず世界中の方に喜ばれた。飲食店、精肉惣菜(そうざい)店舗、タレ類販売、お届け弁当と多岐にわたるチャネルで、お客さまのハレの日に花を添える商品を提供している。
(株)人形町今半 〒103 ‐0014東京都中央区日本橋蠣殻町1-4-5
TEL:03・3666・2350(代)
http://www.imahan.com