「偉大な酒」には蔵元の思いとともに酒造りの素材のバックボーンが入っている
日本酒造組合中央会認証「日本酒スタイリスト」として精力的に活動を続けるタレントの島田律子氏が、日本の伝統文化、日本酒の魅力を深く伝えることで、海外からのお客さまをおもてなしするホテル、レストランの力を向上させるためのヒントをお届けしてきた連載が50 回を超え、いよいよ第2幕が開いた。「世界へ打って出る日本酒」に主眼を置き、輸出に力を入れる酒蔵、インバウンド対策が得意な酒蔵、ソムリエから見た日本酒の可能性などについて積極的に取り上げていく。「グローバルSAKE マーケットの創造者たち」と題した新シリーズ、今回は㈱本田商店の専務取締役 五代目蔵元の本田龍祐氏にご登場いただいた。兵庫県姫路市の酒蔵で造られる日本酒「龍力」は、地元・播州が誇る酒米「山田錦」のさらに最高級品を使って生み出される。20 年前から「日本酒のテロワール」を求め続けた本田氏に、「偉大な酒」を造るための道のりについて話を聞いた。
島田 律子(しまだ・りつこ)
日本航空(JAL)国際線CAとして5 年半勤務後、タレント活動を始める。2000 年「利酒師」(SSI)取得後、2001 年 日本酒造組合中央会より「日本酒スタイリスト」に任命される。TV や雑誌への出演、コラムの執筆など、メディアでの活動を多数こなす。また近年、訪日外国人に向けた日本酒の会の主催にも力を入れるなど、国内外に向け日本酒の魅力を広く発信する。
HP:http://www.smile-brew.com/
本田龍祐(ほんだ・りゅうすけ)
2002 年4月東京農業大学応用生物科学部醸造科学科卒業。02 年7月㈱本田商店入社。出向で酒造経営コンサルタンツ 地酒の杜に約2年間在籍。04 年本田商店に戻る。
12 年専務取締役就任。現在に至る。趣味は、読書、ゴルフ、靴磨き。