株式会社アーバンマネジメント
常務取締役
講師統括マネージャー
松浦 誠
(プロフィール)
1983年2月大阪生まれ。
ホテルでの仕事にあこがれ、アメリカ・シアトルへ留学。帰国後ザ・リッツ・カールトン大阪へ入社し、レストランサービス業務にたずさわる。順調にキャリアを重ねる中、29歳のときに脳梗塞を患う。失意の底に沈むも、兼ねてよりお世話になっているお客さまからの紹介で、㈱アーバンマネジメントへ講師として参画。以後毎年2000名を超える受講者が参加する研修は、業態を問わず、人と接する喜びを体感し、自己表現を養うことで人生の質を向上させ、売上向上・離職率低下という成果につながると高い評価を得ている。
ホテル勤務時代のお客さまからの言葉「あなたのホスピタリティを後世に残してほしい」を胸に、日々人生をかけて、プロフェッショナルに必要な感性を伝える。
(企業情報)
※接客業の育成に関する研修の検討や相談は、下記へお問い合わせください。
㈱アーバンマネジメント TEL=06-6315-5777
Mail=matsuura@urma.co.jp
担当:松浦 URL=http://urma.co.jp/company.html
前回の記事で、「ホスピタリティあふれる人材へと育てるには、多くの『ありがとう』という言葉を浴びることが重要だ」という、私の持論を述べました。今回の記事では、今まで研修を皮切りに企業で導入いただくことで、「クレームの減少」「離職率の減少」「ES・CSの向上」「お客様単価の向上」など、具体的な成果を生み出した最初のステップである「ありがとうが生まれる仕組み」の一部を紹介させていただきます。
まず、前提としてご理解いただきたいことがあります。それは、「ありがとう」が生まれる仕組みの導入=「ありがとう」と言っていただける可能性の高い行動を、組織の中での決まりごとにするということです。ただしそれらの行動は、お客さまや従業員から優秀だとされている人にとって、実は何気ない基礎的な行動でもあります。