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第17回 松浦 誠 「人材育成において大切なこと」

第17回 人材の採用効率を高める視点

【月刊HOTERES 2019年05月号】
2019年09月06日(金)
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株式会社アーバンマネジメント
常務取締役
講師統括マネージャー
松浦 誠
(プロフィール)
1983年2月大阪生まれ。
ホテルでの仕事にあこがれ、アメリカ・シアトルへ留学。帰国後ザ・リッツ・カールトン大阪へ入社し、レストランサービス業務にたずさわる。順調にキャリアを重ねる中、29歳のときに脳梗塞を患う。失意の底に沈むも、兼ねてよりお世話になっているお客さまからの紹介で、㈱アーバンマネジメントへ講師として参画。以後毎年2000名を超える受講者が参加する研修は、業態を問わず、人と接する喜びを体感し、自己表現を養うことで人生の質を向上させ、売上向上・離職率低下という成果につながると高い評価を得ている。
ホテル勤務時代のお客さまからの言葉「あなたのホスピタリティを後世に残してほしい」を胸に、日々人生をかけて、プロフェッショナルに必要な感性を伝える。
 
(企業情報)
※接客業の育成に関する研修の検討や相談は、下記へお問い合わせください。
 
㈱アーバンマネジメント TEL=06-6315-5777
Mail=matsuura@urma.co.jp
担当:松浦
URL=http://urma.co.jp/company.html

 新入社員や新しい方と働きはじめるときは、自分たちとの考え方の違いを実感する場面に、多くの方が出会うのではないでしょうか。
 私のコラムの中でも「人はみな考え方や価値観、世界観が違って当然」と書いておりますが、今回はメールやLINEなどを普段の連絡手段として使っている中で、物事の捉え方や常識が異なるが故に生まれてしまうコミュニケーションの弊害に関してお伝えさせていただきます。


心の壁を作る文「ありがとうございます。」

 ここからは、実際の例を交えながらお伝えします。
 あなたが新人スタッフとLINEでやり取りをしている場面を想像してください。あなたはその人にある仕事を任せました。そしてその新人は、任せた仕事を滞りなくやり遂げてくれました。その後LINEで業務連絡をくれた新人に対し、あなたは御礼の気持ちを込めて「ありがとうございます。」と返信しました。ところが・・・この「ありがとうございます。」を見た新人は、「自分は嫌われているのではないか」「怖い先輩だ」「冷たい先輩だ」「連絡を取るのが億劫だ」と感じてしまい、心と心の間に壁ができてしまうのです。
あなたにはこの理由が分かりますか?研修の中でもこのお話をすることがありますが、10代から20代の方は100%の確率でこの理由が分かります。しかし、30代以上の方になると、なかなか理由に気づくことができません。

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