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インタビュー 経済産業省 三牧 純一郎 氏  Integrated Resort in Entertainment 

ノーゲーミングコンテンツを“世界への窓口”として設計し、国益につなげる!

【月刊HOTERES 2019年07月号】
2019年07月30日(火)
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一例をあげると、“STAR ISLAND”という花火イベントがあります。このイベントは当初日本のみで開催していたものが翌年にはシンガポールで開催され、こちらは非常に好評だったことから既に今後3 年間の開催が決まっていますし、今年からはさらにサウジアラビアでの開催が合意されました。“STARISLAND”では特に大玉の花火が数多く使用されますし、規模や予算の大きな花火イベントですからこのように開催地や開催数が増えることは花火産業の活性化にも良い影響を及ぼします。
 
その結果として国内の花火大会への費用負担などの軽減にもつながれば、国内の花火大会も活性化しますからより一般の人々の消費活性にもつながり、関係各所Win-Win な良いスパイラルが生まれます。
 
日本には才能あるクリエイターが数多くいますし、世界から評価を受けるエンタメコンテンツを作るポテンシャルも高いと考えますから今後、世界への販売促進はより力を入れて支援していきたい分野ですし、まだまだ伸びしろが多いと考えています。また日本のIR は都市型と地方型に分けて戦略を考えることが必要とされると思いますが、地方型においては“イベント”コンテンツの構築に力を入れると良いのではないかと考えています。
 
温泉など“地のキラーコンテンツ”がないロケーションでも“イベント”であればそういったものに頼らず観光魅力を構築することが可能ですし、イベントにビジネス価値を付加し、継続性を視野に入れた構築をすることができればリピーターを獲得することも可能なので新たな商流を生むこともでき、地方経済の活性化にもつながります。IR 始動に向けてはMICE、展示会そしてイベントに対応した国際会議場や展示場も作りますし、交通インフラの整備も予算をかけて取り組んでいく予定ですので、消費拡大の仕組みや導線をしっかりと作ることで収益性の高い市場へと成長を促したいですし、そのための支援も積極的にしていきたいと考えています。


原宿から発信される“KAWAIIカルチャー”は世界のファッション業界からも大きく注目されており、海外のメディアやMVなど映像コンテンツの撮影場所として使用されることも増えてきている


“日本のファッション業界“にはまだまだ世界での伸びしろがある。さらなる世界での活躍、発展を期待したいと三牧氏も語る

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