日本初進出となる、アコーのプレミアムブランド「京都悠洛ホテルM ギャラリー」が4 月26 日、京都・三条に開業した。
洗練された空間とその土地に由来するここにしかないストーリーを体現しているのが特徴だ。同ホテルを率いる田中一徳総支配人にホテルの特徴と今後の運営方針などについて伺った。
田中 一徳 氏
(Kazunori Tanaka)
1994年より一貫してホテル運営に携わる。中国の杭州、サイパン、北京にてセールス&マーケティング部門で経験を積み、2009年9月より帰国しスイスホテル南海大阪セールス&マーケティング部長に就任。21年間セールス&マーケティング部門にて経験を積んできたが、15年よりホテルオペレーション部門に転属し副総支配人兼宿泊部長に就任、その後17年にスイスホテル初の日本人ホテルマネージャー(ホテル支配人)に着任。2018年8月より日本初上陸Mギャラリーブランドホテルの総支配人に着任。
こころを揺さぶる本物に
こだわったホテルづくりを
❒ 初めに日本初出店となった京都悠洛ホテルM ギャラリーの位置づけと特徴について教えてください。
M ギャラリーは、アコーが展開するラグジュアリーブランドに続くプレミアムブランドという位置づけです。このカテゴリーは日本ではプルマン東京、スイスホテル南海大阪、そして今回オープンしたM ギャラリーの3 ホテルとなります。
M ギャラリーのもともとの特性は、女性のお客さまのシェアが多く、女性向けブランドとなっています。ブランド創設にあたり、ロイヤリティプログラムのトップスペンダー250 名の方々からどのようなホテルならまた来たいと思うかというアンケートを取り、その回答から抽出して落とし込んだという経緯があります。ブランドの柱である「インスパイヤード バイ ハー」とは、彼女たちからインスピレーションを受けて、具現化するということなのです。
回答では探究心が強かったり、その土地に行ったからにはその土地の本物を体験したいという声が大変多かったので、それであればブランドスタンダードにこだわらずその土地々々で独自のホテルを作ろうというのがM ギャラリーの出発点です。
例えば、制服やサービススタイルに関してもブランドスタンダードを押し付けられません。そこで自分たちで京都にあった唯一無二のものを企画しました。