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岡村衡一郎  サービス・イノベーション-Part2 ~現場と本部が一体で進めるイノベーション~ 

131 岩瀬商店の明るい生き残り戦略(上)

【月刊HOTERES 2019年05月号】
2019年05月17日(金)
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Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)

1971 年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004 年㈱スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など変化に追われるリーダーのための実践的イノベーションメソッドとして、ホテル業の事例にとどまらず、多く企業変革の現場から生まれた「チェンジング・メソッド」として紹介していた48 種。そのPart 2 としてお届けする。

 
誰も商売にはしていない
「コト」の提案で固定客をつかむ

 
 写真は、岩瀬商店の新店舗「ソメラボ」の店頭で撮影されたものだ。岩瀬商店にとって「ソメラボ」は生き残り戦略の柱である。ジーパンなどの業務用染料販売が、下がり続けている現実への突破口をひらく店舗であるだからだ。一般消費者に向けて染める×ワクワクで活路を開く、コアな技術の応用的な展開で、生き残りをかける思いが、店名に込められている。
 
 岩瀬商店は、広島県福山市で創業80 年を超える、かつてはブラックジーンズの開発の一翼を担い、ジーパンの染料でダントツのシェアを誇っていた。近隣にも染料を取り扱う業者が多数あり染料の町として活況をていしていた。しかし、今は輸入品に押され国内生産の落ち込みとともにその陰をひそめている。染料を商売としているのは、岩瀬商店を含めて数社があるだけである。
 

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