ホスピタリティーの現場にいると、昨日と今日は“似ている”ことは少なくない。しかし、同じ日は一日としてない。
それをどこまで真剣に認識し、日々の仕事に取り組めているかが、一年後、五年後のホテルやレストラン、あなた自身を大きく分けることになるであろう。
私は若い頃、アメリカで地元で人気のレストランのフロアで働いていた経験がある。その時に気づいたのは、われわれはマンネリと戦っているということだ。
仕事は慣れると基本的に毎日同じテンポ、流れがあるので意識をしなければあっという間に時間は過ぎてしまう。
特に私が働いていた店舗などはその地域でも特に忙しい店だったので(平均でも一日250 人くらい。多い時は3 回転で450 人ということもあった)、営業が始まるとどんどんゲストがやってきて、レストランもバーもまさに人で“ごった返す”状況であった。
2019年4月5日号
FROM THE PUBLISHER ——太田 進—— 昨日今日不同
【月刊HOTERES 2019年04月号】
2019年04月05日(金)