キリンビール㈱(東京都中野区、布施孝之社長)のグループ会社であるキリンディスティラリー㈱(静岡県御殿場市、梶尾伸明社長)が、同社が運営するキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(静岡県御殿場市)のウイスキー生産設備の増強を2月7日に発表した。
将来のさらなるウイスキー販売数量増加に備えて、多様なモルトウイスキー原酒を製造するための発酵・蒸留設備を新設。
小型の発酵タンク4基、蒸留器2系列4基を導入する。また、樽熟成庫のリニューアル・大型化などにより、樽の保管能力を約2 割増強する。
稼働開始時期は2021年6月を予定。
これらの増産体制の整備に対して、同社は80億円を投資し、将来にわたるウイスキーの安定供給を目指すとしている。