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Season 9 Part 2 「香り」をホテルの価値にする  Season 9 Part 2 サンルート国際ホテル山口 

お客さまがくつろぎ、心休まる空間提供を

【月刊HOTERES 2019年01月号】
2019年01月25日(金)
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ホテル外観。山口市の中心に位置し、市内へのアクセスもいいことからリピーターになるお客さまも多い

「ニオイ問題の解決」はすべてのホテルが抱える永遠の課題の一つだ。
 
客室はもとより、エレベーターホール、廊下などお客さまが利用されるすべての空間でタバコ、香水、カビによるニオイがこもってしまうことはホテルのブランドイメージにネガティブに影響し、さらにレピュテーションマネージメントにおいても大きな影響を持つと言える。
 
それらの問題に対処すべく、住友化学の技術力にHOTERES が長年取材を重ねてきたホテル業界の声を反映することで生まれた解決ツールが「airnote(エアノート)」だ。「消す」+「香る」という二つの機能によりニオイ問題を解決する新発想が「airnote」を多くの宿泊施設が採用する理由だ。
 
そこで今回は山口県山口市にあるサンルート国際ホテル山口(以下、サンルート山口)に「airnote」についてお話を伺った。

 
“一日の疲れを癒やす”滞在をして
いただくための室内環境整備

 
 サンルート山口は山口市の中心、周辺は官庁街や美術館等文化施設、百貨店などに囲まれている。
 
 よってお客さまの利用状況もほぼ9 割がビジネスでの利用となっており、さらには年間を通じて近隣の百貨店で開催される催事出展に関する出張の利用も多いことから1 泊2 泊の短期滞在ではなく1 週間、10 日といった中期滞在のお客さまの割合も高いそうだ。
 
 そこで施設側が最も心掛ける点がお客さまが一日の疲れをリセットし、心身共にくつろぎ、また活力を満たすという“ 日常の一部として快適に過ごせる” 空間の提供だ。その際、ポイントとなるのが客室のニオイだと支配人の西村氏は語る。
 
「お客さまのお声を伺っているとご自身がたばこを吸われる方でも部屋に入った瞬間に残るたばこの臭いは気になるという方や就寝の際にはたばこの臭いのない環境で休みたいというご希望を持たれる方も少なくありません。
 
 一方で当館2 階に設置してある喫煙室まで都度客室から足を運ぶのではなく、お部屋でくつろぎながらの一服もされたい。皆さま、一日お仕事で疲れていらっしゃるので、ホテルに戻ってこられたらご自宅でくつろがれるようにお部屋でゆっくりされたいと思いますし、私どももお休みいただきたい。
 
 しかし長年、喫煙用の客室に関してはオゾン脱臭機や壁清掃などの対応でご理解いただいてきましたが、二つのご希望に同時にお応えする解決策になかなか巡り合えず、心苦しく思ってきました。そんな模索を続ける中、『airnote』を紹介いただく機会があり、グループ企業での導入事例もあったことから試しに使ってみたところ、非常に効果を感じられた商品でしたので喫煙可能な客室全室への導入と喫煙階のエレベーターホール、さらに喫煙室への導入を決定しました」。

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