ホテル修士プログラム(Master ofManagement in Hospitality)の必修科目でもあるこの授業では、ホテルデベロッパーとして、ホテル開発計画の立案からフィージビリティスタディまで、またデザインやプランニングについての一通りの流れを学びます(図「トピックス一覧」参照)。
本講座を担当し、自身もコーネル大学ホテルスクールの卒業生でもあるStephani Robson 教授は、ホテル・レストランをはじめとする施設のデザインを経験してきた実務家でもあり、授業で扱う内容は、多くの具体的な事例とともにわかりやすく解説されます。
単なるホテル不動産の知識のみならず、デベロッパー・投資家・ホテルオペレーター等の企業間のパワーバランスや、異なる契約形態によるリスクとリターン、陥りがちなプロジェクト上の問題と予防の方法など、実務的な内容が印象的でした。
こちらの授業でも、5 名グループにて実際の都市を選択し、ホテル計画を立案するというシミュレーションを行ない、クラスで学んだ内容のアウトプットを進めて行きます。私のグループは、アルゼンチンのブエノスアイレスにてアッパーミッドスケールホテルの開発計画を進め、最終成果物は50 ページを超えるレポートとなりました。
次回以降は、この様なホテルスクールで学ぶクラスメイトについてご紹介していきたいと思います。