左から漫画家・随筆家のヤマザキマリさん、 ジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使、イタリア大使館貿易促進部のアリスティデ・マルテッリーニ代表
2017 年世界生産量第一位
認定したイベント推進をサポート
イタリア大使館貿易促進部(東京・青山、アリスティデ・マルッテリーニ部長。以下、貿易促進部)は10 月5 日、イタリアワインの普及促進を目指したキャンペーン「イタリアワイン六千年」の概要を発表した。
2011 年に「イタリアワイン三千年」としてスタートしたプロモーションは、イタリア貿易促進機構(ローマ)と貿易促進部(東京)の運営により秋冬シーズンにわたる企画として拡張してきた。17 年に同国南部シチリア州で、ワインの痕跡が残る6000 年前の壺が発見されたことから、今年より名称を改めた。また、今年から期間を設けずに通年のキャンペーンとして発信していく。
「主役は一人ではない」とするこのプロモーションでは公式サイトを開設し、イタリアワインに関するイベントの登録フォームを設置。日本の食品・飲料輸入者や小売店、ホテルや外食店からの登録を募っている。貿易促進部が認定したイベントを「イタリアワイン六千年公式イベント」として掲載。販促品を提供して参画する主催者を応援していく。
イタリア国立統計研究所(ISTAT)によれば、2017 年の同国ワイン生産量は461 万㎘(OIV =国際ブドウ・ワイン機構によれば425 万㎘)で同年の世界第一位。総輸出量は216 万㎘で、金額にして前年比6.5%増の60 億ユーロを記録した。日本の同国ワインの輸入は4300 万ℓ、217 億円で10%の増加。金額ベースでフランス、チリに次ぐ第3位にあり、日本市場の12%のシェアを占めている。
イタリアワイン六千年オフィシャルサイトでは原産地呼称リストなど特別コンテンツもダウンロードできる
出所:OIV(国際ブドウ・ワイン機構)