㈱フェイス 代表取締役 福永 有利子 氏
全日空商事㈱ 執行役員 総務部・人財開発室・経営企画部担当 泉谷 力 氏
1970(昭和45)年の創業以来、ANAグループの多角化事業を担う商社グループとして世界を舞台に飛躍し続けているのが全日空商事㈱だ。「独創性」「柔軟性」「先見性」をキーワードに掲げ、変化を恐れることなく未知の世界へ力強く羽ばたいている。各企業で働き方改革が進められている中、“昭和からの脱却”と“新しい企業文化の創造”を目指し、さらなる飛躍を目指す。人財開発室で手腕を発揮する泉谷 力執行役員に新たなる挑戦をお聞きした。
福永 御社はエアライン系の総合商社として航空関連事業や空港内店舗の事業運営、機内サービス用品の企画・開発・調達、物流サービスの提供、食品の輸出入から生産・加工・販売、生活製品資材の企画・販売など多岐にわたる事業に取り組まれていらっしゃいます。そしてこれからのさらなる飛躍を目指して、働き方改革に取り組まれたとお聞きしました。
泉谷 社員の幸福度をより高めていくことが好循環を生み出す飛躍の原動力になるとし、中長期計画として着手しました。幸福度を高めていくためには「社員の成長」と「モチベーションの向上」が不可欠であり、働き方改革により成長していくための自己実現の舞台を作りだしていくことが幸福度につながります。ただ賃金を上げるとか、福利厚生を充実させるという事ではなく、社員1 人ひとりがこの会社に在籍して、自己の成長につながっているという事を実感することにより、社員の幸福度は上がると思っています。またそれは、一部の事業だけではなく多岐にわたる事業にかかわるすべての社員が感じられることを目指したものです。働き方改革の最終ゴールを「新しい企業文化の創造」とし、そのための施策を講じてきました。