1976（昭和51） 年創業以来、数々のオリジナルヒットブランドなどを打ち出し、メーカーとしてウエディング業界の衣裳をけん引してきたクラウディア。着実な実績を積み上げ、2007（平成19） 年に東京証券取引所および大阪証券取引所ともに一部上場を果たした。1999（平成11）年、㈱クラウディアホールディングスの100％出資子会社 ㈱クラウディアコスチュームサービスを立ち上げ、一般消費者に向けた衣裳・美容・リゾート事業、式場事業、そしてブランドマーケティング（写真事業）を手掛けている。指揮する山田清志社長に500 人を超えるスタッフの人材育成についてお聞きした。
福永 ウエディングドレス、タキシードのメーカーとして起業されて以来、現在はBtoCに向けた事業も展開されています。ホールディングスとしては千人を超え、御社は嘱託社員とアルバイトを除き500 人を超えるスタッフが勤めていらっしゃいます。始めに御社の事業内容をお聞かせ下さい。
山田 1999 年にBtoC に向けた事業展開の一歩としてスタートしました。現在は主に衣裳・美容・リゾート事業、式場事業、ブランドマーケティング事業の3 本柱で展開しています。衣裳・美容・リゾート事業の衣裳は国内店舗と業務取引先にて運営を行ない、リゾート事業は沖縄やハワイ、ヨーロッパなど国内外店舗で展開しています。式場事業は大阪や沖縄にてゲストハウススタイルで6 店舗運営しています。「アイネスヴィラノッツェ沖縄」は南国ムード満載の名護に位置し、お二人の宿泊先として全室スイートルームタイプのヴィラも用意しています。ブランドマーケディング事業は写真・映像事業と広報・宣伝を担当しています。
福永 事業内容にも幅がありますので、ウエディング業界にあこがれている人にとってはとても魅力的です。国内外のリゾートで働きたいという方も多くいらっしゃるのではありませんか。
山田 職種や勤務地につきましては基本的に本人の希望を優先させています。自分がやってみたい仕事に就けることが結果的に働きやすい環境につながるからです。おっしゃる通り海外のリゾート勤務を希望する声は多いのですが、海外については国内リゾートで勤務した後に、海外勤務でもいけるどうか、適性判断を行なっています。語学についてはそれぞれに習得していただき、最終面談では簡単な語学力と海外で生活するために必要な知識を習得しているか否かを確認の上、海外勤務の最終決定をしています。現在も3 人がハワイにて勤務しています。
