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第7回 アーバンマネジメント 「人材育成において大切なこと」

第7回  あなたが見ようとしているものはなんですか?

【月刊HOTERES 2018年07月号】
2018年07月06日(金)
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〜可能性を制限してしまうもの〜
 
 スコトーマは人間が誰しも持っているものですが、自己成長、問題解決、対人関係など、さまざまな物事に対して強い影響力を持っています。たとえば最初に記載した例です。
 
 誰かのことを嫌いになると、「嫌い」という情報が強く影響し、本当はその人にも素晴らしい魅力があるのにも関わらず、私たちはその人の素晴らしい部分ではなく、嫌な部分にばかり意識が向いてしまいます。自己成長においてもそうです。「自分は◯◯が苦手」という固定概念があると、本当は偉大な可能性を秘めているにも関わらず、その後の行動をみずから制限してしまい、成長する機会を逃してしまいます。
 
売り上げを伸ばしていこうとするときにも当てはまります。「うちの会社は〇〇だから売り上げが伸びない」という固定概念は、「できない理由」を探してしまったり、「今の状況を肯定する考え」が先行したりしてしまい、自由な発想を妨げることにつながります。
 
〜人材育成におけるスコトーマの性質〜
 
 私は人材育成においても、このスコトーマの性質を理解することはとても大切なことであると考えています。「彼(部下)はこんなところがダメだ」という固定概念があると、その人がどれだけ良い行動をとっていたとしても、悪い行動にばかり意識が集中してしまい、できている部分よりもできていない部分ばかりが気になってしまうということが起こります。
 
 また、世代間におけるギャップもスコトーマから生まれてきます。「仕事とはこうあるべきだ」という固定概念は、相手の姿を曇らせてしまいます。それは世代間の違いを知り、お互いが理解し合う上で大きな障害となってしまうことを、決して忘れてはいけません。
 
 前回の記事で紹介した「ピグマリオン効果」と合わせて、「スコトーマ」の性質も同時に理解していただき、社内の方々との関わり方を見直してみることを、強くお勧めいたします。
 
 
(企業情報)
※接客業の育成に関する研修の検討や相談は、下記へお問い合わせください。
㈱アーバンマネジメント TEL=06-6315-5777
Mail=matsuura@urma.co.jp
担当:松浦

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