㈱ブライト 代表取締役
日本カジノスクール 校長
大岩根成悦
(おおいわね・まさよし)
大学生時代に豪華客船「飛鳥」の船上カジノディーラーとして勤務したことがきっかけでカジノの業界に興味を持つ。これまでに訪問したカジノは20 数カ国80 カ所以上。外航客船、一流ホテルのパーティーなどで培った自らのカジノディーラー経験と、世界のカジノ視察から学んだカジノディーラーの育成システムを国内に広めるため、2004 年に日本初の本格的カジノディーラー専門養成機関「日本カジノスクール」を開校、校長に就任。巣立ったディーラーは500 名を超え、国内外のカジノで活躍中。カジノディーラーを厳格に審査するための「カジノディーラー資格認定試験」を実施している「日本カジノディーラーズ協会」、NPO 法人「日本ポーカー協会」の理事も務める。
5 月22 日、国会でカジノを含む統合型リゾートIR 実施法案が審議入りした。これに先立ち、4 月、自民・公明与党はIR 実施法に関する会合を開き、法案のとりまとめを行なった。IR 実施法は、カジノ開設の際に懸念されているギャンブル依存症など負の要素を最小限に抑えるべく、世界で最高レベルのカジノ規制を行なうことを柱としている。与党は、日本型IR を公共政策とし、「観光先進国」にふさわしい集客施設の実現とそれを収益面で支えるカジノ施設を一体的に整備することが重要とし、今国会での本法案の成立を目指す。以下にIR 実施法与党案の概要を記載する。