㈱ブライト 代表取締役
日本カジノスクール 校長
大岩根成悦
(おおいわね・まさよし)
大学生時代に豪華客船「飛鳥」の船上カジノディーラーとして勤務したことがきっかけでカジノの業界に興味を持つ。これまでに訪問したカジノは20 数カ国80 カ所以上。外航客船、一流ホテルのパーティーなどで培った自らのカジノディーラー経験と、世界のカジノ視察から学んだカジノディーラーの育成システムを国内に広めるため、2004 年に日本初の本格的カジノディーラー専門養成機関「日本カジノスクール」を開校、校長に就任。巣立ったディーラーは500 名を超え、国内外のカジノで活躍中。カジノディーラーを厳格に審査するための「カジノディーラー資格認定試験」を実施している「日本カジノディーラーズ協会」、NPO 法人「日本ポーカー協会」の理事も務める。
政府が2 月にIR 実施に関する制度案を与党に提示したのを受けて、自民・公明両党は党内意見をまとめた。規制強化を求める公明党と規制緩和を主張する自民党との間で意見の食い違いが生じていた(下表)が、両党協議の上4 月には、認定地域は3 カ所、入場料は6,000 円等、IR 実施に関するカジノ規制制度の与党案がまとまった。これにより今国会での法案審議と可決が現実味を帯び、カジノ合法化は秒読み段階に入ったといえる。