■宮北結僖(みやきた ゆき)プロフィール
株式会社 心に響く話し方 代表取締役 http://www.genkyo.net
一般社団法人日本心に響く話し方協会 代表理事 http://www.genkyo.jp
【略歴】
西田敏行・緒形直人率いる劇団青年座を経てTV・舞台等で活躍
(役者名:宮北由季)20年の俳優実績と2000組のブライダル司会者の経験を生かし、現在「言響(心に響く言葉で話す)スクール・セミナー」を主宰。
「実践型体感スクール」として定評がある。個別レッスン・言響表現塾・言響インストラクター塾をベースに「内容以上に、心を伝える話し方」を東京・大阪・福岡で指導。各地より受講生が集まる。
著者/ 「お客様の心に響く話し方」(BAB出版)
「話し方お悩みカイケツアドバイス」(あさ出版
AIにはAIにしか、人間には人間にしか出来ない事がある。
AIと戦うのではなく人間にしか出来ない仕事をする。
われわれ行動する前には必ず感情があります。
これは絶対です。
・お腹が空いたなと「感じる」から
ご飯を食べる「行動」をとる
・疲れたなと「感じる」から
寝るという「行動」をとる
そして行動の先にある結果はコントロールできません。
結果は結果ですから。
コントロールできるのは「行動」だけなんですね。
ということは行動の手前にある「感情」が
どれだけ「結果」に影響するかということなんです。
例えば「新規顧客を前年度の20%増」と「結果」を打ち立てる。
この結果を手に入れるために
「新メニューを打ち出す」「店舗の一部を改装する」と『行動』する。
でもその行動の手前には「新規顧客を前年度の20%増やしたい」という『感情』があるんです。
そこを明確にしておかないと、ただ新メニューを打ち出すだけ、改装するだけになってしまいます。
・営業に行く(行動)
・資料を作成する(行動)
・接客する(行動)
・お見送りをする(行動)
この手前にある「感情」はなんですか? 言葉にしてみてください
・
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・
もうお分かりだと思います。
この感情の持ち方一つで、行動の意識が変わります。
すると結果も変わります。
感情の持ち方を今一度見直したら、お客さまに話す際には「ひらがな」で話すよう心掛けてください。
「専門用語は使うな。ひらがなで話せ」
ということです。
あわせて、ひらがなで話すと呼吸が深くなります。
ゆえにひらがなで話すと余裕が生まれ「優しい感情」になれるのです。
職場でイライラしたときにひらがなで話すと、気持ちが穏やかになります。
例えばお客さまに館内説明をするとき。
専門用語を入れて話すと、機械っぽい無機質なしゃべりになります。
ところが10歳の子供に分かる言葉「ひらがな」で説明すると話し手の心がほっこりします。
弊社の認定講師に司会者事務所を経営している女性がいます。
司会者やアナウンサーが20名以上所属しています。
彼女は司会者を指導する際に
●ニュース原稿を読むときは固くパキパキとした声→カタカナにして話しなさい
●お天気原稿を読むときは優しい声→ひらがなで話しなさい
と、指導します。
例えば
●以上、今日のニュースでした(固い声)→イジョウ キョウノ ニュースデシタ
●続きまして お天気です(優しい声)→つづきまして おてんきです
ちょっと「カタカナ」「ひらがな」で読んでみてください。
カタカナに なおしただけで、固い声。
ひらがなに なおしただけで、優しい声。
意識できませんか?
*行動の手前にある感情を見直す
*ひらがなで話す
ぜひ、意識してみてください。