■宮北結僖(みやきた ゆき)プロフィール
株式会社 心に響く話し方 代表取締役 http://www.genkyo.net
一般社団法人日本心に響く話し方協会 代表理事 http://www.genkyo.jp
【略歴】
西田敏行・緒形直人率いる劇団青年座を経てTV・舞台等で活躍
(役者名:宮北由季)20年の俳優実績と2000組のブライダル司会者の経験を生かし、現在「言響(心に響く言葉で話す)スクール・セミナー」を主宰。
「実践型体感スクール」として定評がある。個別レッスン・言響表現塾・言響インストラクター塾をベースに「内容以上に、心を伝える話し方」を東京・大阪・福岡で指導。各地より受講生が集まる。
著者/ 「お客様の心に響く話し方」(BAB出版)
「話し方お悩みカイケツアドバイス」(あさ出版
AIにはAIにしか、人間には人間にしか出来ない事がある。
AIと戦うのではなく人間にしか出来ない仕事をする。
私は研修などで、受講生と向き合う際、自分と3つの約束をしています。
1.決めつけない
2.相手が欲しいものを徹底して与える
3.徹底的に寄り添う
そしてこの3つの約束を研修が始まる前に必ず、サポートしてくれるメンバーと共有します。
みんな
・椅子の並べ方ひとつ、
・ホワイトボードに記入する文字の配列、
・立ち位置などなど
『どうすればもっと良くなるか』を
自主的に考え動いてくれます。
スゴイと思います。
今、企業研修で まず相談されることが
「自分で考え、動ける人になってほしい」です。
みんな失敗したくないから、怒られたくないから 周りに合わせたみんな一緒の動きしか出来なくなる。
もちろん、指示を出すトップにも原因はあると思います。
私はサポートメンバーに言います。
『ゴールは 生徒さんに安心・安全・信頼感を持ってもらうこと。
そのための行動だったら私は絶対怒らないからバンバンやって!』と。
もちろん、なにかあったら宮北自身 責任を取る覚悟はあります。
私も サポートメンバーに「安心・安全・信頼感」を感じてもらわなくては
彼らだって思い切って動けませんよね。
先日お休みをいただいてベトナムのホイヤンに行ってきました。
そこでとまったホテルのホスピタリティーが素晴らしかったんです。
友人と二人で行ったのですが、二人ともベトナム料理に興味があるため
現地の料理教室を申し込みました。
ところが 私が申し込んだのですが、申し込んだ後の私の確認ミスで
自動キャンセルになっていたんです。
それを当日の英文で送られてきたメールで知った私…。
英語もままならない私は、真っ青になって
ホテルのフロントにメールを見せて助けを求めました。
その時の笑顔が本当によかったんです。
たぶん、私が不安一杯の表情をしていたんだと思います。
「大丈夫よ。きっとなんとかなるから」と包み込むような笑顔で
先方に電話を入れてくれました。
結果、次の日に予約を入れなおしてくれたのです。
私にも「ご予約承りました」のメールが届きホッと一安心。
その日はのんびりビーチサイドで過ごしました。
すると「今日も素敵な一日になりますように」と、バナナの葉っぱに白いペンで書いた
メッセージが届きました。
そしてフルーツの差し入れ。
心が一気に緩みました。
さて次の日、8時半にフロントに迎えに来てくれるはずなのに 先方が来ません。
またまたフロントに泣きつく私。
そうしたらすぐに電話をして
「宮北様はすでに料理教室のお金も振り込まれています。すぐに来て!」と
今度はかなり厳しい口調で先方に言ってくれたのです。
結果、30分後にはお迎えが来て、料理教室を楽しむことが出来ました。
ホテル経由で申し込んだ料理教室でもなんでもないのにここまでしてくれる。
「このホテルは私たちを守ってくれる」という安心感に包まれました。
ある尊敬する方から素敵な言葉を聞きました。
「10円いただいたら11円分の仕事をしなさい。その1円が次の人を連れてくる」
まさにその通りだと思います。
わたしも今回のホテル、すでに何人にもご紹介しています。
さて、昨年1月から書かせていただいたこの連載も今回で最終回となります。
沢山の方々にお読みいただき本当にありがとうございました。
私自身、自分に言い聞かせるように書いてまいりました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
私自身、週2回メルマガ「言響通信」を発行しております。
「相手の心に響く話し方」を様々な角度から書かせていただいております。
1分くらい読める長さです。もしご興味ある方、ご登録ください。
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一年間本当にありがとうございました。
たくさんの感謝を込めて
言響~心に響く話し方~
宮北結僖