㈱フェイス 代表取締役 福永 有利子 氏
㈱ユニゾン 代表取締役 森田 圭伊子 氏
ウエディングドレスは花嫁にとって永遠のあこがれ。スタイルは変化しながらもドレス選びは結婚式を迎えた花嫁にとって人生にとってかけがえのない時間だ。常にお客さまの声を聞き、思いをかなえたいという思いで接客しているスタッフのために真摯に向き合い、デザイナーとして経営者として切り盛りしているのが、3着のウエディングドレスからスタートした㈲エフ. アンジェリ 森田圭伊子社長だ。今や大阪、奈良、札幌、横浜に店舗展開、約20 年で着実に躍進している秘訣をお聞きした。
福永 森田社長はアパレルのデザイナーとして活躍されている中で、ウエディングドレスに着目され、大阪、奈良、札幌、横浜と着実に店舗展開をされています。始めにアパレルのデザイナーからウエディングに特化したデザイナーに転身された経緯をお聞かせ下さい。
森田 きっかけは妹がウエディングのヘアメイクを手掛けていたことに始まります。妹から“すてきなウエディングドレスがない”という声を聞きました。また衣裳部門とヘアメイク(美容)部門がそれぞれの企業で分かれていることを知り、トータルビューティを手掛けていくためには、衣裳とヘアメイクが連携した方がよいのではと思い、2000 年から起業しました。私自身の結婚式のときに、当時のウエディングドレスは着たくないと思い、白でかわいいワンピースを探していました。ところが白となるとスーツ系しかありませんでしたので、自身でデザイン、製作したものを着用し、レストランで会食を楽しめるパーティを開きました。そんな自分の経験もあり、シンプルで日本人の体形に合うかわいいドレスのオーダーとオーダーレンタルを始めたのです。