ジンの輸入はこの10 年で上昇カーブを描いており、金額ベースでは過去最高額に達した。これは高品質なジンへの需要の高さが影響している。 (出典:財務省普通貿易統計)
世界的なクラフトジンブームの背景とスコティッシュジンの魅力
3 月6 日~ 9 日に幕張メッセで行なわれる第43 回国際食品・飲料展(FOODEX JAPAN 2018)で、スコットランドパビリオンではクラフトジンに関するセミナーを開催する。
世界的にブームと言われているクラフトジンについては小誌でもたびたび報じてきたが、世界の主要なジン市場のひとつである英国では2010 年から2016 年の間に、ジンの蒸溜所が116 から233 に倍増。16 年だけで49 の新しい蒸溜所がオープンしたという。近年のこうしたジンの隆盛とカクテルの革新を合わせて海外メディアでは「第2 のルネッサンス」とも称されている。
ウイスキーの本場としての認知度が高いスコットランドは、クラフトジンのカテゴリーでも世界をけん引する存在だ。昨今では「スコティッシュジンマップ」が発行され、ウイスキーツーリズムに並び、ジン蒸溜所を訪ねる旅の啓蒙にも力が入る。当日のセミナーでは現地からメーカーを招聘し、「スコティッシュクラフトジンについて」(スコットランド国際開発庁)、「日本輸入会社が現地で見たスコティッシュクラフトジンの魅力、現地の盛り上がり」(Scotch Malt Sales Co.)、「スコットランドジンメーカー、FOODEXJAPAN 2018 出典企業によるプレゼンテーション」といった構成で1 時間程度のセッション」が行われる。セミナー終了後には、スコットランドブースにてクラフトジンカクテルイベントも行われる予定だ。
近年では国際的な交流が豊かになったバーシーン、スピリッツやリキュール、ミクソロジー領域における新たな情報収集の機会として、会場を訪れることを勧めたい。
スコットランド クラフトジンセミナー概要
日時:3 月7 日(水)13:00 - 14:00
場所:FOODEX JAPAN 2018 会場(幕張メッセ)セミナールームA(2 ホール横)
内容:
・スコティッシュクラフトジンについて (スコットランド国際開発庁)
・日本輸入会社が現地で見たスコティッシュクラフトジンの魅力、現地の盛り上がり(Scotch Malt Sales Co.)
・スコットランドジンメーカー、Foodex出展企業よりプレゼンテーション
当日先着50 名で、入場は無料。
FOODEX JAPAN 2018 スコットランド パビリオン
場所:ホール2 2C03
出展者名(商品)
Crucial Drinks(スコッチウイスキー・ラム)
Eastlin Alba(クラフトビール・サイ
ダー・クラフトジン・ノンアルコール)
Hebridean Smokehouse(スモーク
サーモン・スモークシーフード)
JW Filshill International Ltd( クラフト
ビール・クラフトジン)
Orkney Brewery(クラフトビール)
Orkney Distilling Ltd(クラフトジン)
Summerhall Distillery Ltd( クラフトジン)
The Islay Boys Ltd(スコッチウイスキー)
The Scottish Salmon Company(サーモン)
Trossachs Distillery Ltd(ジン)
ジンセミナーおよびFOODEX JAPAN 2018 のスコットランドパビリオンに関する問い合わせは、スコットランド国際開発庁 大湾(℡ : 03-5501-3472)
東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー10 階 スコットランドハウス