日に日に外国人の観光客が増えているような気がします。四季を通じて人気の京都や武家屋敷・金沢、冬場のシーズンはウィンタースポーツを軸にニセコや長野県の白馬など上質な雪が一面に広がるゲレンデで楽しんでいます。東京も浅草など下町にはわんさか外国人観光客が訪れています。
もちろん、観光客でにぎわうことは経済効果という意味においては歓迎すべきことです。地方自治体も人気のエリアに負けじと金融機関や商工会議所など、地元の名士たちを集め、観光振興に向け議論を重ねています。しかしその一方で本来は巻き込まなければならない重要な人たちを忘れています。そうです。街を作り上げ、今日まで守り続けてきた住民です。
第15回
“風の人”山下裕乃の「THE SHARE」
第15回 観光誘致活動に忘れ去られている住人たち ~もう、ええで。もう、ホテルは来なくてええ~
【月刊HOTERES 2018年01月号】
2018年01月26日(金)