㈱ナンポー 代表取締役社長 安里 睦子 氏
㈱フェイス 代表取締役 福永 有利子 氏
沖縄のお土産のお菓子で代表的な「ちんすこう」や「べにいもたると」。那覇空港や街のお土産物屋さんに数多く並べられている。その中で那覇空港の沖縄土産で1 位を獲得したのが、ナンポーが開発、製造、卸販売をしている「べにいもたると」だ。カラフルな包装紙に包まれており、ひときわ目にひくデザインを施している。そこで今回は“もっとお菓子を楽しもう!”と、職人の域を脱した新たな取り組みにチャレンジしている安里睦子社長に、職場環境の改善、人材育成などをお聞きした。
福永 沖縄は外国人観光客のみならず、国内の観光客の増加もあり、観光産業を中心として、発展しています。新規出店のホテル計画も目白押しで、まさに地方創生のモデル県として注目されています。その中で観光に欠かせないお土産物の企画、製造、卸販売をされていると伺いました。始めに御社の業務内容をお聞かせください。
安里 当社は1984(昭和59)年に創業し、沖縄のお土産として洋菓子や和菓子の製造・販売、食品や酒類の卸を展開しています。ナンポーグループ関連会社には印刷事業もあり、お菓子を包むパッケージまで自社で企画、デザインしています。現在本社スタッフは40 人、工場には110 人ほどが勤めています。私は昨年10 月、創業者である父から受け継ぎ社長に就任いたしました。
就任にあたり“もっとお菓子を楽しもう!”をコンセプトに掲げ、従業員一同が楽しみながらお菓子を作れる環境改革や意識改革を行なっています。