伊藤 淳氏
クラリス ウエディング ブランドエグゼクティブ/クラリス ウエディングプランナースクール校長/クラリス ウエディングプランナー研究所所長
〈プロフィール〉1997 年より㈱リクルートのゼクシィ事業部に8 年間在籍。ゼクシィ「茨城・栃木・群馬版」の立ち上げ責任者を経て、ホテルウェディンググループゼネラルマネージャーに就任。2005年退職し、「クラリスウェディングプランナースクール」を創設、第一線で活躍できるウエディングプランナーの育成に携わる。07 年に㈱リクルートと共同で現役プランナー向け研修を生み出し、ウエディングの打ち合わせオペレーションの改革を提唱する「明日からウエディング」を考案。さらにプランナーだけにとどまらず、ウエディング業界全体の活性化のためジュエリー業界のスタッフや現場キャプテンのトレーニングにも力を注いでいる。
完全失業率が2%台、有効求人倍率が1.5 倍を超え労働者にとっては空前の売り手市場となっている昨今、さまざまな業種・業態において人材の確保が大変困難になってきています。とりわけサービス業は建設業とともにその筆頭にあり、当然その波はウエディング業界にも大きな影響を及ぼしています。人材の流動化をある程度肯定してきた業界ですが、ここにきて急激な人材確保の課題に直面し、人材の教育や待遇改善を含めた安定化と働き方の多様化への対応に迫られてきているようです。もちろんホテルはウエディングだけではなくすべてのセクションで人材確保をしていかなくてはいけません。これからはますますいろいろな意味で「ひと」がキーワードになる業界になっていくでしょう。