㈱ビーワンフード 代表取締役社長
公認会計士/税理士
廣瀬 好伸 氏
Yoshinobu Hirose
京都大学在学中に公認会計士試験に合格し、あずさ監査法人に入社。主に銀行の監査に従事し、銀行の融資ルールを実地で学ぶ。その後起業し、その経験・ノウハウと公認会計士・税理士というノウハウで、飲食業に特化した「お金の専門家」として飲食店の成長をお金の面から支える㈱ビーワンフードと税理士法人ミライト・パートナーズを経営。『1 店舗から多店舗展開 飲食店経営成功バイブル 23 の失敗事例から学ぶ「お金」の壁の乗り越え方』(合同フォレスト)を上梓。
飲食店に特化してお金に関するコンサルティングを提供する株式会社 ビーワンフードの代表取締役を務める公認会計士/税理士の廣瀬好伸氏が、お金にまつわるケーススタディーを語ることで、飲食店経営における問題点と解決の糸口を探っていく。連載第9回は、「数値目標のマネジメント」について語っていただいた。
皆さまそれぞれ夢や目標をお持ちだと思います。
例えば、「5 年後に20 店舗にしたい」「5 年後には売上を10 億円にしたい」といった目標があれば、そこに至る5 年間のロードマップを中期経営計画(5 年)というカタチで描きます。そして、「じゃあ、そのためにも1 年後にはこうなっておこう」というのが予算(1 年)というロードマップになります。今回はこの予算のマネジメントについてお話ししたいと思います。なお、新規出店の予算はまた別の機会に譲るとして、今回は既存店舗の予算マネジメントにフォーカスしたいと思います。