正面にボリショイ劇場を見渡せるクラシカルな「Junior Suite」。
メトロポールはロシア革命以前から営業してきた数少ない記念碑的ホテルの一つだ。1930年にホテルとしての機能を取り戻し、その後は日本の橋本元首相やオバマ前大統領など各国の元首や王室も多く利用している。ホテル正面ファーサードの上部外壁は画家ミハイル・ヴェルベルの手によるモザイク画「眠れる森の美女」によって飾られ、その美しさは一見の価値がある。今でこそセピア色の残照を感じるメトロポールだが、ソビエト連邦の最盛期はモスクワで最高の伝統と格式を誇った輝かしいホテルであった。
リビングルームからベッドルーム方向を望む。
「Junior Suite」の独立したベッドルーム。今でこそセピア色の残照を感じるメトロポールだが、ソビエト連邦の最盛期はモスクワで最高の伝統と格式を誇った輝かしいホテルであった。
ボリショイ劇場を正面に見渡せるクラシカルなリビングルーム。
エレガントな「Chaliapin bar」。
Savva Mamontov氏の名を冠したレストラン「Restaurant Savva」。
ボリショイ劇場の演目が終わると観劇帰りのゲストで華やかな賑わいを見せる。
19室あるミーティングルームのうち、古典的な伝統意匠の「Boyarsky Hall」は、まさに帝政ロシア時代にタイムスリップした様な凛とした空気を感じさせる。