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VOL140 小原康裕の「世界のリーディングホテル」

VOL140 ラディソンモスクワ

【月刊HOTERES 2017年04月号】
2017年04月16日(日)
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「世界のリーディングホテル」
ホテルジャーナリスト
小原 康裕 プロフィール


クレムリンから西へ僅か3㎞先、モスクワ川の向こうに高さ206mのスターリン・ゴシック様式による巨大な摩天楼が姿を現す。この高層建築こそが“旧ウクライナホテル”、現在の「The Radisson Royal Hotel, Moscow」である。


手前の立像は、ウクライナの国民的詩人タラス・シェフチェンコの像。


高さ236mの巨大なモスクワ大学の建物を筆頭に、1950年代に七つのビルが建てられ、スターリンの“七姉妹”と地元では呼ばれている。

クレムリンから西へわずか3㎞先、モスクワ川の向こうに高さ206mのスターリン・ゴシック様式による巨大な摩天楼が姿を現す。この高層建築こそが“旧ウクライナホテル”、現在の「The Radisson Royal Hotel, Moscow」(以下、RR/M)である。1953年から57年にかけて建設され、重厚な正面ファサードと、ウクライナの伝統的な意匠に範をとった内装が特徴的だ。エントランスホールにあるフレスコ画の壮麗な天井画に思わず目を奪われる。中央部の摩天楼がホテルで、周囲の低層棟はアパートという構成だ。中央棟の前面には広場が整備され、この広場にウクライナの国民的詩人タラス・シェフチェンコの像が立てられた。


ラディソンロイヤルの重厚な正面エントランス。


正面玄関で正装のドアマンがゲストを迎える。この先にエアポートと同じ検査機があり、所持品のチェックが行なわれる。


エントランスホールにあるフレスコ画の壮麗な天井画に思わず目を奪われる。ホテル館内は、ウクライナの伝統的な意匠に範をとった内装が特徴的だ。


エントランスホールにある美しいステアケース。歴史的建築の価値を損なわず当時の壮麗な建物を再現した。


赤色の制服で対応するエントランスホールにある市内観光案内のアテンダント。


中2階回廊から俯瞰したエントランスホール。


エントランスホールの奥に設けたレセプションデスク。

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