日本経済高度成長の中、失われてきた自然。人間たちのエゴにより共生してきた自然を破壊し続けていた。結果、さまざまな副作用を受け今もなお苦しんでいる人たちもいる。そんな中、自然回帰やエコの風が巻き起こり、植物たちとの共生を求める動きが世界的レべルで起こっている。ホテルやウエディング施設においても安らぎを与える空間として植栽を空間や客室に取り入れ始めている。そこで今回はいち早く、植物との共生を手掛けた㈱グリーンディスプレイ 望月善太常務取締役に技術職濃い業種における人材育成、採用についてお聞きした。
福永 ホテルやウエディング施設の空間や外壁などにグリーンの植栽が施されると、華やかな中にも心落ち着きます。最近は自然回帰やエコへの関心も高まり、不特定多数の人が集まる施設において植物や自然と共生することは、社会的貢献という視点でも必要なことではないかと考えていますが、御社はいち早く良質な空間として植物との共生を提案され実績を上げていらっしゃいます。始めに御社が求めていること、目指していることを、お伺いできますでしょうか。
望月 “GREENING”を目指しています。どういうことかと申し上げますと、人と自然が生み出す良質な空間を創造し、社会に貢献することです。この考えは時代を越えても変わることのない普遍的なものです。スタッフ一丸となり求められているあるべき空間の提供や季節に応じたディスプレイ、自社開発ならびに海外から輸入したプランターの販売などを通じて、人と自然が生み出す良質な空間を創造しています。当社は1972 年に創業し、1995年㈱グリーンディスプレイとして設立いたしました。全国の方々により良い空間を提供したいという考えのもと、東京を基軸に北海道から九州まで拠点を構え、ほぼ全国で対応できる体制を整えています。