7 名の社員と30 名のアルバイトで関西一円で年間1200 件のケータリングサービス実績を上げているのが三原一馬CEO 率いる2ndTable だ。起業したのは10 年前の24歳のとき。10代の頃から配膳会の仕事に従事していた経験を活かし、ケータリング・出張パーティーに特化した事業を立ち上げた。10 年経過する中、今ではホテル内厨房のアウトソーシング化に成功。ホテルの空き会場を活用した仕組みを作り上げ低迷するバンケット部門の売り上げに貢献している。
福永 関西を軸にケータリング事業でご活躍され、今後もまだまだ伸びていく注目企業とお伺いしました。そもそもケータリング事業を立ち上げられたきっかけは何ですか。
三原 10 代の頃から配ぜん会の仕事をしており、ホテルの宴会サービスに携わっていました。その時にケータリングの経験をさせて頂いていて、大変だけど楽しいなと感じていました。といっても感じていただけで…。そしてしばらくしてある案件の見積書を見た時に金額の高さに驚き、これはビジネスになるのではと思いました。
福永 まったくの未経験から立ち上げられたとはすごいことでね。西宮に拠点を持たれたのは地元であるということからですか。
三原 地元ではあるのですが、やはり現在の主要営業エリアでもある大阪と神戸の間であることが大きかったです。
福永 それはユニークですね。ところで現在、スタッフは何人ぐらいいらっしゃいますか。
三原 社員7 名、アルバイト30 名です。サービス人員が不足している場合は、以前勤めていた配膳会社からヘルプをして頂いています。
福永 その人数で年間1200 件ものケータリング事業が可能なのでしょうか。
三原 少人数で効率を上げていくために最新の設備投資をしています。セントラルキッチンの設備や機器に関しては先行投資をしました。生産性を上げるとともに低価格でお客様が求められている料理を納品することができるようになりました。ケータリング事業は安心、安全な職場環境が生命線です。万が一という事態があっては企業の存続はできなくなります。そのためにも設備投資が重要であると考えたのです。