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第三十二回 キャリアデザインは口に出して言え 福永健司のキャリア論

モチベーションは誰のもの?

2017年03月19日(日)
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 ここでいうモチベーションはキャリアップをはかる皆さんのモチベーションではありません。皆さんはモチベーション高くて当たり前です。
 
 ホテルでのキャリアップに欠かせないのは周りを巻き込む力、すなわち如何に他者のモチベーションを高めながら物事を進められ、結果をだせるかを考えておく必要があります。
 上司がいる、同僚がいる、部下がいるとそれぞれの現状にもよりますがホテルという組織、チームで動く以上は他部署、他者とのやりとりは必然的に発生すると思います。
 いつの時代も人を動かす、動機付けるのは重要ですがチャレンジです。マジックはなく、敢えて挙げれば率先垂範と信賞必罰が二大要素だと思います。
  


 まずは「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」という山本五十六連合艦隊司令長官の方針がホテル現場をリードする際には必要です。
 人にどこまで寄り添えるか? そして傾聴による理解をし、オーナーシップ(ここでいうオーナーシップとは他人ごとでなく当事者としての意識を持ちサポートができるか)を発揮できるかによりその資質が問われます。
 
 また信賞必罰は仲良しクラブでなくプロとして仕事でしている以上、良い時は褒める、悪い時は叱る、を徹底できるかが問われます。特に褒めるときは全員の前で、叱るときは個別で、ということを実践下さい。
 やりがちなのはこの逆で組織を締める(これはある意味では間違っていなく、場合によっては必要です。しかし面子をつぶすような遣り方は相当注意が必要です。)という意図のもと皆の前で叱りつけることをするのは往々に逆効果になります。
  

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