メインダイニング「Le Meurice Alain Ducasse」のエントランス。
アラン・デュカス監修の「Le Meurice Alain Ducasse」。
この絢爛豪華なダイニングは、ヴェルサイユ宮殿の“平和の間”を再現したものである。
ホテルの歴史は1771年、カレーにて始まった。当時、カレーはドーバー海峡を渡ってパリへと向かうイギリス上流階級の旅行者が経由する要衝の地であった。そこで野心家の郵便局長、シャルル・A・ムーリスが彼らを迎え入れる旅籠“Coaching Inn”を開業し、ここに宿泊させた上で、パリへ郵便馬車での送迎手配を行なっていた。やがて事業は拡大し、パリに念願のホテル「Hôtel Meurice Paris」を1815年に創業。その後1835年に、パリで最もエレガントな場所の一つであるチュイルリー公園に面した現在の地へと移転し、今日の隆盛たる基礎が完成した。
バー「Bar 228」の美しいカウンター。
サルヴァドール・ダリが足繁く通ったバーとしても有名だ。
サルヴァドール・ダリから名を取ったダイニング「Le Dali」。
天井に描かれた荘厳な装飾画は圧巻で、ムーリスのデザインに深く携わった建築家フィリップ・スタルクの娘でアーティストのアラ女史によるものだ。
夜にはピアノとギターの生演奏が入る。
ダイニング「Le Dali」ではアフタヌーンティーが人気だ。