メインダイニング「L’Espadon」の象徴である「メカジキ」。
エグゼクティブ・スーシェフのC. Guibert氏の挨拶を受ける。
礼服姿のレストランスタッフたちがゲストを迎える。
ヘッドシェフのニコラ・サル氏が率いるメインダイニング「L’Espadon」の 絢爛豪華な店内。
焼き上がったばかりのパンを提供するデモンストレーション
きびきびとしたレストランスタッフの動きに好感が持てる。 右手はレストランマネージャーのP. Cousseau氏。
今回の改装で特筆すべきは、創業時からの歴史的遺産に敬意を払い繊細な作業が遂行された。家具や調度品は一切売りに出さず、情熱あふれる最高の職人たちにより修復がなされたことである。“世界の王族が邸宅に求める洗練と快適さを提供するホテル”。セザール・リッツが開業時に掲げたビジョンだが、1898年に創業して以来、王侯貴族や世界の著名人に愛されてきたリッツ パリ。これらのレガシーを大切に継承し、次世代に夢を届けるホテルとして華麗なる復活を成し遂げた。
中庭テラスは大きく変更され、メインダイニング「L’Espadon」と人気のバー 「Bar Vendôme」にそれぞれ開閉ができるドーム型天井のテラス席を設けた。
人気のバー「Bar Vendôme」のエントランス。
「Bar Vendôme」の落ち着いたテーブル席。
賑わいを見せる「Ritz Bar」。
華麗なる街路灯が燈る夜間の正面エントランス。
小原 康裕
ホテルジャーナリスト
慶応義塾大学法学部法律学科卒。74年Munich Re 入社。85 年築地原健㈱代表取締役。2001 年投資顧問会社原健設立、代表取締役CEO。JHRCA、日本ホテルレストランコンサルタント協会理事。
www.jhrca.com/worldhotel
現在、筆者のホームページで「世界のリーディングホテル」を連載中。多くの美しい写真と興味深いコメントで、世界中のホテルとそれら関連都市を紹介。
おかげさまで拙著書「World's Leading Hotels」は好評を頂いておりますが、写真集第2 弾「World's Prestige Hotels 世界の名門ホテル」をこの度、発刊しました。世界最高峰のホテルの華麗な写真と解説をぜひお読みください。