リッツの顔でもある中央回廊。気品あるロイヤルブルーのカーペットが壮麗な空間を表現している。
大作“失われた時を求めて”のマルセル・プルーストに捧げた「Salon Proust」。
大書棚が取り囲む圧巻の空間が印象的なサロン・ド・テである。
ホテル館内中央にある華麗なるステアケース。
去年2016年6月、新生リッツ パリはヴァンドーム広場にその栄光の扉を再び開いた。大改修を開始してから実に4年の歳月が経過していた。新生リッツ パリは建物外壁も綺麗に修復され、隣接するフランス司法省の黒ずんだ外壁との対比が象徴的である。筆者にアサインされた部屋はリッツを代表する「Coco Chanel Suite」で、シャネルの写真や化粧机、シノワズリーの屏風などフェミニンな空気が流れるスイートだ。ベージュを基本と室内は気品に満ち、窓からはヴァンドーム広場の壮麗な佇まいを望む。ここはシャネルの美意識が息づく特別な“家”とも言える。
Ritz Parisを代表する「Coco Chanel Suite」のベッドルーム。
ベージュを基本とした室内は気品に満ち溢れている。 ここはシャネルの美意識が息づく特別な“家”とも言える。
化粧机やシノワズリーの屏風などフェミニンな空気が流れるスイートルーム。
「Coco Chanel Suite」室内には、時代物の置時計やシャネルの思い出の写真、書籍が置かれている。