ログイン
検索
  • TOP  > 
  • 記事一覧  > 
  • 2017年新年号 特集Ⅰ「わが社の10年後」  Vol.15  森トラスト㈱ 代表取締役社長 伊達 美和子 氏
Vol.15 2017年新年号 特集Ⅰ「わが社の10年後」  Vol.15  森トラスト㈱ 代表取締役社長 伊達 美和子 氏

Trust Qualityを追求し、Trust Valueを創造する

【月刊HOTERES 2017年01月号】
2017年01月06日(金)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


森トラスト㈱ 代表取締役社長 伊達 美和子 氏

 
 現在、森トラストでは、都心部および地方においてさまざまなプロジェクトを展開しています。そもそも、不動産事業やホテル事業は、10 ~ 20 年先を見据えた長期的な視野で経営を進める必要があります。これらのプロジェクトを進捗させ、会社の中長期的な方向性や戦略を定めるため、当社では今後12 年間にわたる中長期経営ビジョン「Advance2027」を昨年6 月に策定しました。「Advance2027」では、以下の三つの視点をもって今後の経営を進めていくこととしています。
 
 まず、既存の枠組みにとらわれず時代に即応した柔軟な発想で変化を恐れずに事業を進める「Out of thebox」。次に、ディベロッパーとして踏み入れていない事業領域においても、「コネクティング・ドット」の発想で、独自の視点で技術や制度をつなぎ合わせ新たなビジネスモデルの構築を目指す「Innovation」。そして、10 年以上先の東京そして日本の未来を見据え、グローバルな視点で都市づくりに貢献する「Globalism」です。
 
 これらの視点とともに、変化を続ける社会ニーズに応え、新たな都市の価値を創造することで社会から信頼される企業として社会貢献を果たしていきたいと考えています。
 
 このような中長期ビジョンのもと、不動産事業としては、昨年10 月に着工した「東京ワールドゲート(2020年竣工)」、「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」、品川・三田エリアの保有ビル3 棟の一体再開発計画など三つの大型複合再開発があります。ホテル&リゾート事業としては、昨年7 月にリブランドオープンした「軽井沢マリオットホテル」をはじめ、主要リゾート地の五つのホテルをマリオットへリブランドする計画や、新規ホテル開発では、東京都心部に二つ、地方・リゾートで八つのプロジェクトを抱えており、これらのプロジェクトが次々と姿を現し、10 年後にはすべてのプロジェクトが完成していることとなります。また、新たなプロジェクトについても積極的に検討を進めており、今後、国内・海外を含め数多くの新たな事業がプロジェクトに加わることと思います。
 
 これらの開発により、都市部においても地方においてもポートフォリオに一層の厚みを持たせることができ、当社ならではの上質でかつ付加価値の高いサービスを幅広いお客様に提供していくことができるものと考えています。
 
 これらを実現するための重要な要素として、人材育成にも、これまで以上に力を入れていきます。社員のキャリア形成上の各ステージで、さまざまな角度から「人財育成」のプログラムを実践し、社員の「考える力」「企画する力」「実行する力」の三つの力を高めていきます。これにより、社員が事業に対して自ら自発的に取り組み、やりがいを強く感じることで当社をさらに活力のある会社にしていきたいと考えています。
 
 今から10 年後には、世界の都市間競争が激しさを増し、世界から日本を訪れる旅行者はさらに増えていることでしょう。当社はその中で、グループ全体の安定的な成長を持続しつつさまざまな新しいチャレンジを組み込みながら前進することで、当社ならではの上質感(Trust Quality)を追求し、当社にしかできない価値(Trust Value)を創造していきたいと考えています。併せて、東京や日本のブランディング力の向上や、日本の観光先進国化に大きく貢献するポジションを築き、「都市を託される責任」をこれまで以上に果たす存在でありたいと考えております。
 
森トラスト㈱
https://www.mori-trust.co.jp/

月刊HOTERES[ホテレス]最新号
2024年12月15日号
2024年12月15日号
本体6,600円(税込)
【特集】本誌独自調査 全国ホテルオープン情報
【TOP RUNNER】
スタジアムシティホテル長崎(株)リージョナルクリエーション…

■業界人必読ニュース

■アクセスランキング

  • 昨日
  • 1週間
  • 1ヶ月
CLOSE