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連載70 桃井文子のオーナー社長のための辛口道場 

連載70 社長! 自社に改善の意識と仕組みはありますか?

【月刊HOTERES 2017年01月号】
2017年01月06日(金)
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今回は「改善」について皆さんと考えてみたいと思います。日本を代表する世界的自動車メーカーであるトヨタは「改善」を今日まで常に磨き続けてグローバル企業へと成長されたことは有名な話です。アメリカではこの「改善」という言葉が「カイゼン・Kaizen」となり、そのまま英語でも通じるほどです。

㈱スプリングフィールド
代表取締役 桃井文子
〈プロフィール〉岡山市の老舗旅館、岡山石山花壇(現在のザ マグリット)の宴会営業スタッフとして入社。その後、婚礼部門を強化するプロジェクトを成功させ、年間2 組から339組までを達成したのは業界でも有名。同社にてウェディング・プランナー、マネージャー、支配人、営業企画室長、役員として活躍。また、関連会社 グレート:プランニングにてコンサルタントとして、12 年間、全国の数々のホテル、結婚式場の再生、婚礼強化に携わる。プランナー教育、マネージャー教育、経営者の良きアドバイザーとして定評がある。平成23 年、スプリングフィールドを設立。経営コンサルタント、衣裳・美容の内製化支援、式場のプロデュースを中心に現在活動中。2013 年5 月には、ニューヨーク支社を設立し、現地でもパーティーやイベントを手掛け、日本のウエディング、パーティーを広める活動もしている。

「改善」とは“課題を常に発見し、より良い状態に修復させる”習慣のことです。改善を進めるには幹部の課題に対する「意識」と、改善のための「仕組み」が必要です。では、確認のために自問自答してみましょう。「あなたの会社では社内で認識された課題はなんらかの形で一覧化され可視化されていますか?」一覧化されているとしたら、「その課題をいつまでに誰が改善するのかが明確になっていますか?」、また「社員同士で課題について議論する機会は設定されていますか?」、最後に「現場スタッフが何かを課題だと感じた際にそれを誰かに伝えるルールやマインドはありますか?」こうしたことにすべて〇がつくようでしたらその企業には改善のマインドがあります。
 

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