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025 岡村 衡一郎  サービス・イノベーション 48手 

025 変化の力を引き出すチームの意思決定

【月刊HOTERES 2016年12月号】
2016年12月09日(金)
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Profile
岡村衡一郎
(おかむら・こういちろう)
1971 年生まれ。亜細亜大学卒。㈱船井総合研究所を経て、2004 年㈱スコラ・コンサルト入社。120 社を超える企業変革を支える。「会社が変わるとは何か」、「人がイキイキ働くには何が必要なのか」を考え続け、「一品」という変革コンセプトを発見、体系化する。支援先の起源や今あるリソースを足場に、「あるもの」から「ないもの」を生み出す一品イノベーションに多くの経営者ファンを持つ。変わるためのテコをあぶりだす「経営者オフサイト」、「『一品』で会社が変わるワークショップ」を主催。著書に『一品で会社を変える』(東洋経済新報社)『30 代でチームのリーダーになったら最初に読む本』(同社)など

今回のポイント
意思決定の軸とはチームの衆知を集めて
リーダーが決めるプロセスによる
 
変化に追われるリーダーのための実践的イノベーションメソッドとして、ホテル業の事例にとどまらず、多く企業変革の現場から生まれた「チェンジング・メソッド」48 種を紹介します。

 メンバーの主体性と組織の効率性は互いに打ち消し合うものなのだろうか。本気の人が目的を共有して連携できれば掛け算になれるはずだが、どうすればなるのかは難しい課題だ。部門長が決めるメンバーとは実行する人の関係は効率化のもと根付いているからである。
 
 一人一人が当事者であることを重視する村では合意のプロセスが用いられてきた。お互いが納得するまで話し合って妥協的ではない答えを探す。確かに質の高い答えにたどり着けさえすれば、多くの人で決めた結論は実践段階で力を発揮する。しかし合意はビジネスに求められる効率という側面がなかなかクリアできない。

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