約60㎡の広さを持つ「Junior Suite」のエレガントな室内。2013 年6 月にはGeorge V Parisに続いてパリで6 番目となる「PALACE」の称号認定を受けた
コージーな感覚のベッドルームコーナー
窓からは凱旋門に続く美しいアヴェニュー・オシュ通りを望める
ロワイヤルモンソーは多彩なスイートを含む全149 室の理想的な客室構成だ。ゲストはアールヌーボーの小粋な正面玄関で凛とした制服のドアマンに迎えられる。筆者にアサインされた部屋は約60㎡の広さを持つ「Junior Suite」で、窓からは凱旋門に続く美しいオシュ通りを望むエレガントなJr. スイートだ。レストランは、実にミシュランの星を獲得した2つのダイニングを持つ。“ ヨーロッパBestBreakfast” のアワードを獲得した「La Cuisine」、シシリー・バロックの美しい店内のイタリアン「Il Carpaccio」の2店で、クオリティーは非常に高い。また、白のリネンカーテンがアクセントのバーラウンジ「Le Bar Long」では軽食も楽しめる。スパ施設「Spa My Blend by Clarins」は、ハマムやインフィニティプールなど人気が高い。
ロワイヤルモンソーの持ち味は、エスプリの効いた“ 粋”である。この小気味よいホテルのアンビアンスや質感はほかのホテルの追従を許さない。近年、パリで国際会議が多く開催され、日本の安倍首相はその都度ここに宿泊しており彼の定宿になった感がある。また、今年3 月に松久信幸氏のレストラン「Matsuhisa Paris」がフランス1 号店としてオープンし、食の充実度には目を見張るものがある。
現代的ステンドグラスと紫の濃淡が冴える絨毯が美しいステアケース
スパ施設「Spa My Blend by Clarins」のレセプションデスク
スパ施設内にあるゴージャスな23m のインフィニティプール