オリンピックの選手村は世界からやって来るトップアスリートやプレス関係者たちに日本のホスピタリティーをアピールするための最高の機会である。食事から細かなケアまでホスピタリティーあふれる大会にして、「歴史上これほど快適な選手村はなかった」と言わせることができれば、それは結果として日本の強力なブランディングにもつながるはずだ。
先日内閣府から要請があり、来年度2017年に「2020 年東京五輪の選手村のホスピタリティーを考える会」の立ち上げが決まったようだ(約13 名の委員はベテランのホテリエや関係する各界の重鎮をそろえる予定でメンバーの候補・推薦は弊社で行なう)。世界が日本のホスピタリティーに注目をする中、ホテルやレストランのプロフェッショナルを集めて対応しようというものだ。翌年2018 年には選手村のホスピタリティーチームの選考、選抜が国内で行なわれ、2019 年にはチーム内でさらに細かくユニットを作り、各国の選手団を迎え入れるためのミーティングが頻繁に行ない、各国の選手団の受け入れ、特別なリクエストなどに応えられるようにする。
FROM THE PUBLISHER ——太田 進——
選手村という最高のチャンス
【月刊HOTERES 2016年11月号】
2016年11月01日(火)