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第九回 ヒント満載! フラワーアーティスト KAORUKOの世界に乾杯  

第九回 モロッコ発! 王朝の1つのファミリーウエディング

【月刊HOTERES 2016年10月号】
2016年10月28日(金)
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ブライダルフラワーの第一人者として時代をリード。2 万組のオリジナルウエディングの実績をもとに、花のみならずプロデュースとしてのホテル式場のコンサルやプランナー教育も手掛ける。「ゆれるブーケ」は美意識の高い女性に圧倒的な支持、多くの女優の花を手掛ける。東レPPO テニスにおいては皇族ご臨席の際の花をアレンジした。東京・銀座5 丁目とバリ島の「ザ・リッツ・カールトン・バリ」にKAORUKO フローリストをかまえるほか、「徹子の部屋」出演などテレビや女性誌でも特集されている。
 

 先日、モロッコの歴史の王朝の1 つのファミリーのウエディングにお招きいただきました。ある方の紹介で花嫁のウエディングブーケのアレンジメントの依頼をいただき、当社のスタッフ含め、すべてご招待という待遇でした。しかも私はサウジアラビアの王子様と同じ主賓席に招かれ、これまでの結婚式では体験できないすばらしいひとときを過ごしました。スタッフたちの席ももちろん、用意されています。ひとときといっても三日三晩です。
 
 初日。新婦はイスラムの象徴である緑のドレスを着ます。本当に親しい友人と家族だけがこの日の祝賀会に出席します。60 名ほどが新婦のご自宅に招かれました。ヘンナの日(theHenna Day)と言い結婚式の2、3 日前に行なわれるのです。新郎の家族が数多くの贈り物を新婦に捧げる日です。招待客は花嫁とおそろいの草汁からのタトゥーを手に施します。もちろん私もでした。この日は新婦にとって極めて大切な日です。なぜならこの日に新婦はきっぱりと家族のもとを離れ新郎の家に入るからです。私はその日は伝統的なこの緑のドレスに合わせた緑色のゆれるブーケを作りました。

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