今、飲食業にたずさわる人が少なくなっています。建設業や介護職と並んで、人不足三業種とまで言われていますが、三業種にとどまるどころか、異業種の中でも死活問題と悩む企業も少なくありません。自由構想が浸透し、腕を磨くとか高い地位に就くなど、我慢に対しても執着心がなくなり、何をやっても通る世の中になってしまったようです。
しかし、衣食住の中で“ 食” という文化は消せません。食は着々と変化しています。そこについて行こうとする人、そこを超えようと考える人は以前より増しているようです。
和食が世界に認められた背景には、職人らが修行を乗り越えた成果がありますが、労働時間の規制やハラスメントの弾圧強化の過剰から、修行をすることが難しい状況となっています。
第1回
佐々木正二
新連載 わが身を救う「人づくり」
【月刊HOTERES 2015年05月号】
2015年05月22日(金)