「Parliamentary Suite」
「Fairmont Gold suite」の中で約60㎡の広さを持つ「Parliamentary Suite」のリビングルーム。専用の「Fairmont Gold」ラウンジが利用でき、リビングには暖炉が置かれたエレガントなスイートだ
「Parliamentary Suite」のゴージャスなベッドルーム
シャトーローリエはオタワを代表する迎賓館の役割を担い、33 室のスイートを含む全426 のゲストルームを擁す大型ホテルである。クラシカルな館内ロビー周りは重厚な雰囲気に満ち、滞在したチャーチル英首相、エリザベス女王、ドゴール仏大統領ら多くの著名人の写真が飾られている。筆者にアサインされた部屋は約60㎡の広さを持つ「Fairmont Gold suite」で、専用のゴールドラウンジが利用でき、リビングには暖炉が置かれたエレガントなスイートだ。メインダイニング「Wilfrid's Restaurant」はローリエ卿のファーストネームを冠した気品ある佇まいで、リドー運河や国会議事堂の荘厳な景色を堪能できる。同じく、ローリエ夫人の名を冠したラウンジ「Zoé's Lounge」はアフタヌーンティーが人気だ。スパ施設「Health Club」は、フィットネス、プール、セラピールームなど充実している。
シャトーローリエは2012 年に創業100 周年記念を迎えたが、タイタニックも同じく節目の年を迎えた。前述した鉄道会社のオーナー、Charles M. Hays 氏はホテルのオープニングに合わせて滞在先の英国からカナダに戻る途中、乗船したタイタニック号で遭難してしまう。社長不在により、やむなくオープンが数カ月遅れたという、そんな悲劇の逸話が残るホテルでもある。
「Fairmont Gold」専用のコリドー
ゴールドフロアのゲストに用意された「Fairmont Gold」のレセプション
華やかなデザインレイアウトの「Fairmont Gold」ラウンジ内部
メインダイニング「Wilfrid's Restaurant」のレセプションフロア
メインダイニング「Wilfrid's Restaurant」はローリエ卿のファーストネームを冠した気品あるレストランだ