コンラッド東京 ヘッドコンシェルジュ 野武 宏仁氏
コンシェルジュの仕事にゴールなし、すべての仕事に妥協しないことが信念
両親がホテリエだったことから幼いころからホテルに憧れを持っていたという野武宏仁氏。ホテルの専門学校で学び、卒業旅行の際にマレーシアで出会った日本人コンシェルジュの仕事ぶりに触れて、コンシェルジュを目指したそうだ。外資系ホテルで働いた後にホテル西洋銀座に転職。このホテルから野武氏のコンシェルジュのキャリアがスタート。その後、コンシェルジュとして外資系のホテルのオープンニングに携わるなど研鑽を積んできた。
現在は、コンラッド東京にてベルから独立したコンシェルジュセクションのマネジャー、ヘッドコンシェルジュとして奮闘している。仕事を進める上で野武氏がいつも心掛けていることがあるという。
「コンシェルジュとして仕事をしていくために自分自身が妥協をしないことが大切だと考えています。この仕事にゴールはありません。常にこれでよかったのか、ほかにもっとよい提案はなかったかなど仕事の内容を分析することを忘れないことです。まれにお客さまにご提案はしたけれども、その後もっといい提案が思いついたときはメモを客室に残すこともあります。この仕事はゴールがない分、妥協してしまったらコンシェルジュとしての成長がそこで止まってしまうと思いますから」