日本経済、特に観光業はインバウンドビジネスに後押しされている事実を踏まえると、労働鎖国日本が海外労働力獲得に向け世界に門戸を開けるのは時間の問題(すでに開国している?)で、その時には否応なしに大きな潮流に全てのホテリエが飲み込まれることになると推測します。
労働鎖国日本が労働力獲得に向け世界に門戸を開けるのは時間の問題
少子高齢化による若年労働者の人口減は周知の事実で少ない数の若年を他産業と取りあうことになり、またその煽りと年金問題(受給年齢の上昇)を含めた複合的な関係で高齢者の労働力の供給があるものの、絶対数の不足と経済を含めたボーダーラインの決壊から今以上の外国人労働者の流入は避けられそうにありません。
すなわち、想像するより早いタイミングで同じ仕事を他国の英知と競い合う日がくることになります。
現状でも私の知る外国人諸氏はハングリーで人によっては数カ国語を操り、数カ国での勤務経験があったりしますので高い競争力を持っています。その積極的姿勢が当たり前でそうした経験やスキルが自身の絶対的なキャリアになっています。
翻って我々ホテルで働く人間は、他業種に比べて海外勤務を自分で選べる確率や海外ゲストへの接客を含め、そうした流れをもっとも早く察知する立ち位置にあります。しかしながら海外勤務、あるいは留学を希望する方は減少の一途で内向きな状況が続いている事実もあります。