「いらっしゃいませ」は歓迎言葉か!?
接客用語の4 番手に取り上げたのは「いらっしゃいませ」の疑問である。その昔、小さな町には同業社はなく、当時はお店に入るイコール100%買うためだから、お金を持って「いらっしゃいませ」でも通用したが今は抵抗感がある。なぜならば今みたいに給料前やボーナス前に、今日は買わないが下見だけに入ろうとする人たちには重い言葉に感じ違和感がある。それにもましてこの言葉には一方通行という最大の欠点があるから、まったくコミュニケーションが取りづらい言葉なのに、相も変わらず連発して自己満足している企業がいまだに多いのが現状である。だが私みたいに講演を依頼されるたびにあっちこっちのホテルに泊まり歩くと、既に客室に置いてあるいろいろな印刷物が、ホテルによっては既に「いらっしゃいませ」から「ようこそ〇〇ホテルへ」とか、「ようこそ〇〇ホテル〇〇へ」とホテル名の後に地名を書いていることを考えたら、全国の企業に先駆けていち早く「いらっしゃいませ」を止めて、「こんにちは」の挨拶をとり入れたディズニーランドの挨拶をさらに改良し、「こんにちはようこそ」とか「こんにちはご来館(ご来店)ありがとうございます」で出迎えられてはいかがでしょう。
第89 回
次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術 これからの人材育成
第89 回 「学んだ証しとは」
【月刊HOTERES 2016年03月号】
2016年03月04日(金)