期待の人になる
突然ですが皆さんは「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌をご存じでしょうか、私はこの曲の2 番の「誰かがこれをやらねばならぬ、期待の人が俺たちならば」のフレーズが、私の考え方を後押ししているようで大好きです。なぜなら多くの皆さんは世の中の接客を変えるのは自分ではないと思われているようですが、世の中の機器類が日々進化し続けているのと同じように、誰かが接客用語も進化させて行かなければならないとしたら、期待の人が自分であるような気がして、この役を買ってでたいと思っているのです。そのため今年も定期的に、例えばなんら失礼なことはしていないのに「失礼します」。現実はかしこまってないのに言葉だけの「かしこまりました」。「少々お待ちください」の命令形。感謝するふりをして「ありがとうございました」と帰る以外に選択肢を与えていない矛盾に気付き、現代に見合った用語を繰り返し発信することによって、新たな愛読者の皆さんの目に触れるのと、もう一つはいくら発信してもいまだピンと来てないリーダーの皆さんにも、100 回同じことを言い続ければそれが神話になるという例えを信じ、やはり世の中のおもてなしをリードするのは、ホテルでありたいと願い今年も発信し続けてまいります。
第 85 回
鈴木忠美の次世代リーダーたちに贈るメンタルケア術これからの人材育成
第 85 回「おもてなしは無限大」
【月刊HOTERES 2016年01月号】
2016年01月06日(水)